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「旅行をもっと身近に」執行役員の渡邉はこれまで何を見てきて何を目指すのか。これまで口にしなかった過去を解き明かす

カテゴリ:インタビュー

株式会社micado執行役員 渡邊 典史
17歳から約50カ国を渡り歩き、教育支援や難民ボランティアに携わる。
特にSEOによるユーザー獲得を得意とし、全国の宿泊施設でOBO(Online Booking Optimization)を標準化できるように、宿泊予約や自社サイト集客の研究を行っている。

世界を股にかけ「なければいけなかった」理由

高山:色々な国に行かれていたのは知っているんですけど、そもそもどうして行こうと思ったんですか?

渡邉:自分はやりたいことがなかったけど、普通の大学生になりたくなくて、いわゆる勉強してバイトして、みたいな。なんとなく生きるのが嫌で、旅に出ようと思ったんだよね。ちょうど夏休みだったし、お金もなかったから、調べて、航空券が安かったのがマレーシアだったからとりあえず1ヶ月行ってみた。そのころは英語も喋れないし一人だったし。

高山:え、英語も喋れないのに一人で行ったんですか?

渡邉:いけば何とかなるだろうと思ってさとりあえず辞書とガイドブックを持っていったんだけど、ガイドブックに書いてあることを話しても、リスニングできないから何言ってるのか分からなくて、クアラルンプールのターミナルで1時間くらいさまよってた(笑)

高山:それでどうしたんですか?

渡邉:右も左もよくわかんなくて、宿も取ってなくて、その当時はアプリで予約できることも知らなかったからね。とりあえず適当な人に聞いて、方向だけ教えてもらって宿について、辞書見ながら「部屋空いてますか?」って聞いて。空いてるってのはわかったんだけど、英語喋れないからなんとか身振り手振りで泊めてもらって。そこはゲストハウスだったんだけど色んな人が寄ってきてくれて、散歩連れて行ってくれたり一緒にチェスやってくれたりしてたんだけど、何言ってるのか分からないからとりあえず笑ってごまかして1日1日を過ごしてたわ。

太一:そこはどれくらい泊まったんですか?

渡邉:4日ぐらいかな、そこから転々としてた。

それまでゲストハウスなんて知らなくて、こんなところあるんだって感じだったの覚えてるな。

毎朝挨拶から始まるんだよね。普通の日本のホテルではありえない光景で、知らない人同士で会話するのが当たり前だった。

高山:すごい世界ですよね。他に何かありましたか?

渡邉:とりあえず色んな地域を回って、色々な人と会った。

それで、日本に帰ってきてゲストハウスの仕事に携わりたくなって、「ゲストハウス バイト」で調べてみたらちょうど大学の近くで募集があったから面接受けて働くことになったんだよね。

宿泊業に入るも…不安を抱えていたわけとは

高山:それほどマレーシアの体験が深く刺さったんですね。それから宿泊業に関わり始めた感じですか。

渡邉:最初はアルバイトだったんだけど、毎日違う人が泊まるからそれが楽しかったし、これなら一生やってられるって思ってた。でもなんかこのままじゃダメだって思ったんだよね。

ゲストハウスって、忙しいし、お金もそんなにもらえないからさ。

そんな中そのゲストハウスで働いてた人が全員辞めちゃって、それを立て直すために現れた人がいて、その人は今でもお世話になってるんだけど。

その先輩はレベニューマネジメント(ホテルの売上最大化)をやってたんだけど、ずっと俺は表しかやって来なかったから裏側も知りたいと思って、その先輩のやっていた仕事を後ろから見て勉強しまくってた感じだね。

そこからだんだん自分でも色んな施設見るようになって、実際に足運んだりしてたから国内旅行は結構行ったよね。

高山:学生の頃からかなり色々な活動してたんですね。他にやってたこととかありますか?

渡邉:他には、ゲストハウスで出会った人たちの国に遊びに行ったりしてたね。

高山:へー、何カ国くらい行ったんですか?

渡邉:実は、マレーシアの帰国後の3日後にはオーストラリアにも行っていて。

ゲストハウスはそのあとだね。ゲストハウスで仲良くなった友達がバルセロナにいたから、1ヶ月くらいいて、ヨーロッパから始めて色んなところ転々としてたら、気付いたら50ヵ国くらい回ってた。

高山:50ヵ国ですか、、?お金とかどうしてたんですか?

渡邉:日本でバイトしてた頃のお金だけ。

友達の家泊まらせてもらったり、ヒッチハイクしたりしてたから、かかるのは日本からの飛行機代くらいだったよ。

高山:それ普通は真似できないですね…

渡邉:そんなことないよ(笑)

本気で何か知りたいと思っていたし、色んなことを吸収したいと思っていたし、結構楽観的に捉えていたところもあったかも。

とりあえず人と出会えれば全部OKみたいな感じで。

人と話すことにものすごく価値を感じて、その人の人生経験とかを聞くことで、自分が何者か分からなかった頃から徐々に変わってきて、意味のないものに意味をつけられるようになった。

高山:例えば、どういうことですか?

渡邉:大学の授業とかで「これは聞いても意味ないよ」って思うようなことあるじゃん?そういうのに、自分で考えて価値を見出すようになった。
お金を払ってるっていうのもあるけど、何かしらに活かせることがあるだろうって思うようになったね。

実際、政治とか経済とか意味ないだろって思ってたけど、今となってはすごい気にしてるし、考えるようにもなったね。

高山:それは今、どう活きてますか?

渡邉:自分の半径10mで起きてることにしか関心ない人っているじゃん?

俺もそうだったんだけど、政治とか経済を気にするようになったら、自分の知らないところで起きていることにアンテナ張るようになって。

それこそインターネットとか色んなものが発達し初めてた頃だったからその頃からWebに関心を持つようになった。

高山:確かにここ最近のIT技術の発達はすごいですよね。
それで、Webマーケを始めたんですか?

渡邉:そうだね、宿泊業界やめたらWebに関わりたいと思ってたから、それでWebコンサルの会社でインターンを始めた感じだね。

高山:そういえば就活とかはしていないんですか?

渡邉:したことないね(苦笑)

一斉にやらなくても正社員にはなれるじゃん。日本ってなんでみんな一緒に就活するの?みたいな。
まあリクルートスーツ着るのも、それで電車乗るのもなんか嫌で、わがままだったね。

高山:そうなんですね。普通の人って将来が不安で、色々調べたりとか先輩の話聞いたりとかするじゃないですか。不安はなかったんですか?

渡邉:不安はあったかなー。でも「将来どうすればいいんだろう」みたいなのって、海外行ったり、ゲストハウスやってたときに色んな人に話を既に聞いていたから、逆に好きなことやっても生きられるんだ、みたいな感覚にはなっていたよね。

大学卒業後の葛藤の日々

高山:卒業してからはどうしたんですか?

渡邉:もともと友達とゲストハウスやろうよって話をしてたから、とりあえず福岡までチャリで行って、ゲストハウス始めたよね。

高山:自転車で福岡まで行ったんですか?

渡邉:そうだね、とりあえず今しかできないし!みたいな(笑)

でもそこでゲストハウス運営し始めて、すごく怖くなって。

というのもやる前はワクワクしてたんだけど、東京の方が情報とか時間のスピードが早かったから、このままだとやばいなって思って、結構早い段階で帰ってきちゃった。

高山:帰ってきてからはどうしたんですか?

渡邉:前働いていた宿泊施設に戻ってマネジメント業をしてたんだけど、またそこで疑問を感じ始めて。

この事業って横に広がる可能性がないなって。結構属人的というかマンパワーで回す感じだからさ。

そんなこんなで、元々Webに興味があったからその可能性にかけてWeb業界飛び込んだって感じかな。

高山:それが代表と出会った会社だったってことですか?

渡邉:そうそう!

代表:田代の第一印象について

高山:貴彦さん(弊社CEO・田代 貴彦)の第一印象ってどうでした?

渡邉:こんなやついるの?30代ですか?ベテランですか?みたいな(笑)

もともとできる人と聞いてはいたけど、驚いたよね。

自分に自信があるというか。「俺できます!」みたいな雰囲気がすごい出ているんだけど、でもそれを口にするわけでもなく行動とかサービスで示していたのが印象的だったね。

それこそこの人とは交わることはないだろうなって思ってた(笑)

めちゃくちゃ参考になったのが、普通の人って自分の得意な仕事は手を抜いたりするじゃん?でも貴彦の場合は、どんな仕事でも手を抜くことなく全部本気でやっていて、それは俺にとってすごい刺激になった。

俺の見てきたほとんどの人は、周りに流されて手を抜いたり、いい感じの仕事ができたらそれで終わりみたいな人ばっかりだったから、この人と一緒に働いていれば自分も自然と貴彦みたいな考え方になれるんだろうなって思ったね。

高山:うわー、わかる気がします!

クールな感じに見えてめちゃくちゃ情熱的というか、自分の周りの人たちに全力で価値を届けるって感じですよね。

渡邉:そうだね。

そういう性格が人をやる気にさせて、みんなのモチベーションを高めているんじゃないかな?手を抜こうとしてる自分が心の中で現れたときに、“もったいない”って感じるようになる。

高山:もったいない?どういうことですか?

渡邉:全力でやるか、手を抜くかで、次の日の自分が変わると思うんだよね。

人生の時間ってどんどん減っていくわけだから、今ある仕事を全力でやった方が、明日以降の自分にとっていいじゃん?でもそういうのってわかっていてもできない。

同じような話になるけど、ほとんどの人ができていないことだから、周りに流されがちになるんだよね。

高山:たしかに…結構深い話ですね。

かなり長くなりましたけど、最後にmicadoを作った理由を教えてください!

渡邉:会社はずっと作りたいと思っていたけど、貴彦と色々話すようになって、この人と俺のスキルを合わせれば、すごい価値のあるサービスが提供できるって思ったからかな。

自分一人でできるのは宿泊施設のコンサルだけだったけど、そこに貴彦のWebのスキルが交わることで、自分の中で行けるって思えたからだね。

もちろんお互いのスキルはこれからも高め続けるんだけど、現時点でもまだ日本にはない最先端のサービスは提供できているし、お客さんの成果も出ているから、もっと勉強してもっと多くのホテルや旅館に自分たちの価値を提供できるようになりたいなって思ってる。

高山:ありがとうございます!
改めてお話をきちんと伺えて面白かったです!

最後に一言!

高山:最後に、これから参画する未来のメンバーに一言お願いします!

渡邉:まず、micadoに入れば間違いなくビジネスにおいての考え方やスキルは身につくと思います。
1日1日、自分にも人にも価値のある仕事をするというのは、誰もができるようなことではありません。胸を張って生き生きと仕事ができることは幸せだと思います。
これからまだまだ後進的な宿泊業界に向けてデジタル推進を一緒に進めていきましょう!

高山:いい感じで締めて頂きありがとうございます!
今回はお時間頂きありがとうございました!

今回の記事では、micadoのCOO渡邉にインタビューを行いました。
旅行しながら仕事をするというのは普通ではできない体験なので、興味をお持ち頂いた方は、是非オフィスに遊びに来てくださいね!

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