出演: 田代(CEO)、池田(ディレクター)
オープニング
田代: 「micado Team Talks」ということで、この番組では株式会社micadoのメンバーにゲストとして来ていただいて、micadoってどんな会社なのか、どんなことをしているのかという生の「中身」の部分をお届けしていこうという目的でやっています。本日のゲストはこちらの方です。
池田: 株式会社micadoの池田と申します。本日はよろしくお願いします。カメラ目線じゃなくていいですか?
田代: ラジオなので大丈夫です(笑)。シャープ4のテーマは「ホテルのSNSマーケティングって実際どうなの?」というところを、SNSマーケティングのプロとしてお話していただきたいなと思っています。
池田: ありがとうございます。
田代: あまり堅苦しくなってしまうとあれなので、フランクにいきたいなと思います。
池田: じゃあこのマイクの持ち方でいこうかな。SNSをよく見ているんで、Vlogみたいなこの持ち方に憧れていたんです。
田代: 街頭インタビューみたいな感じですね。聞いている方は僕らの関係性をあまり知らないと思うんですが、僕ら中学校の同級生なんです。横浜市のとある中学校で一緒で、色んなことがあり今に至ると。
池田: いろんなことがありましたね。ぜひ一緒に働くことになれば聞いていただければと。
田代: 憧れのマイクの持ち方で今日はよろしくお願いします。
旅行業界のSNS事情
田代: 最近のホテル業界のSNSの事情は、これまでの見え方と実際のところって違ったりすると思うんですけど、その辺りを聞けたらなと思います。
池田: やはりホテル業界のSNSは、知名度があるホテルさんやグループさんのほうが優位なのかなというのが印象的です。どちらにしても、アパレルやコスメ、ファッションといった他の業界のSNS発信と比べると、かなり遅れているなと感じますし、かなり難しいなと業界全体で感じています。
池田: それはリードタイム的なところもそうで、「あ、いいな」と思った瞬間に予約するようなものではないので。誰かと一緒に行くなら日程も決めないといけないし、旅行先も決めないといけない。物をパッと買うというものではないので、その障壁はかなりあるのかなと思います。
田代: より施設の「見せ方」や、そもそもSNSのアルゴリズムを理解してちゃんと運用しているホテルさんはまず見ないですね。皆さんのイメージの中で「このホテルバズってるな」というのは、たまたまバズってしまったパターンと、そもそも知名度があって人気なように見えているというだけで。蓋を開けてみると「そもそも人気だからバズっているように見えているだけで、ちゃんと運用できているかと言われるとそうでもないんじゃないか」というのはすごく感じます。
田代: 計画的に成功したんじゃなくて、ということですね。SNSにおいては。
池田: そうですね。元々成功しているからSNSで成功しているように見えているというところが強いのかなと思います。
「バズる」よりも「信念」
田代: SNSで人気のホテルで僕らもお手伝いさせていただいているところとかって、やっぱ行っても格が全然違うというか、レベルが違いますよね。
池田: そもそもハード面での強さはめちゃくちゃありますし、ホスピタリティの精神もそうですし、ホテルとして素晴らしいなと思います。
田代: そうじゃないところでバズるって、すごいアフタヌーンティーがキラキラとかじゃないと難しいから、そこが違う点ですかね。
池田: そうですね。「そうじゃないところ」は難しくはなってきてしまうんですが、そうじゃないホテルにも宿泊される方はもちろんいるので、その方たちがどういう思考で、どういう経緯で予約しているのかを考えていくと、発信の内容も固定されるというか、ルール化される。発信が統一されることによって一定のファンはくっついてきて、バズりはしないけど一定見られるようにはなって、SNSの意味が増えてくるのかなと思います。
田代: 今の話、意外と業界で働いている人も気づいていないというか、分からないですよね。実際の今の話を聞いても「本当にそうなの?」みたいなところもあるでしょうけど、本当にそうですよね。伸びているところ、ハード面も含めていいホテルというのは、泊まるハードルが高い。金額的にも距離的にも。それ以上に、全国にホテルはいっぱいあって、泊まっている人たちもいっぱい消費されているわけじゃないですか。
池田: そうですね。
田代: だから、もっと際立ってもいいホテルっていっぱいあって。そこに我々みたいなのが入れば、どこをどう際立たせるかというのをSNS起点でも考えてあげられるし、元々売れているホテルが伸びるという「大手式」は一番固いから、じゃあ元々売れているホテルみたいに「売れるホテル」を作ればいいじゃん、というのがあって。そこに正しいSNSの運用が入れば売れるようになるよねっていう。
池田: そうですね。
田代: ちなみにSNS以外も、池田さんは「ホテルが売れるようにする」というところから入られるじゃないですか。ブランディングやハード面、ソフト面、接客など色々コンサルタントとして入る時に、「やりやすいホテル」ってどんなですか?
池田: やりやすいホテル……軸が、一つ信念を持っているみたいなところは一定大事かなと思っていて。手当たり次第良さそうなものを取り入れてしまっていたり、スタッフの思いつきで「今月これ良さそうじゃない?」みたいなのをやっていて軸がないホテルは正直難しいなと感じていて。「合ってる・間違ってる」関係なく、「私たちってこういう信念のもと働いています」「やっているんです」があるホテルは、ちょっとサポートしてあげれば、元々そういう思考の持ち主だと思うのでやりやすさはあるのかなと思います。
田代: やり方を変えてあげるだけですね、本当に。その信念があるんだったら、「じゃあこういう見せ方になるよね」とか「この部分もっと頑張んなきゃいけないよね」というところをマーケティング視点で変えてあげられる。逆にやりづらいところは、その信念の部分。そこから入るとめっちゃ時間かかりますよね。
池田: そうですね、まさに難しいところになりますね。
田代: 訪問して話して、本当に熱い想いというところをどんどん聞いていって、「あ、みんなこの熱い想いで集まってたんだ」というところが分かれば、だんだんこう木が育っていく感じはあるけど。「今の集客したいんです」「今の売上バズりたいです」「フォロワー欲しいです」はやっぱしんどい。
池田: そうですね。
田代: それって一個の答えじゃないですか。SNSで売れるようにしていくためにはどうしなきゃいけないかと言ったら、まず根本的な信念の部分をしっかり誓っていって、「売れるべくして売れるホテル」にまず作り上げていく。そこに土台としてSNSが乗っかってくるっていうのが必要。
池田: そうですね、まさに。まあSNSはあくまで手段みたいなところだと思うので。
田代: そうそうそう。それだけで売上がとても上がりそう、みたいなのは、特に「バズる」っていうワードがあるように結構キラキラしている世界なのかなって思ってて。ただそのバズってる人たちも、半分ぐらいは、半分以上ですかね、なぜ自分がバズったのかが分かっていない状態ってあると思ってて。だから持続性がなかったりとか、他の代替ができないものなので、そこを目指しちゃうとなかなか難しいなっていうのは思いますよね。
池田: 結局アパレルとかコスメとかって、機能性の部分が多いので必要と感じればすぐに買う。でも旅行って別に無くてもいいものなんですよね、そもそも。だけどそこに、コスメとかアパレル以上にお金をかけるわけじゃないですか。下手したら10万円、20万円、30万円ってかけるってなった時に、そこにお金をかけてもらえるようにするにはSNSでバズるだけじゃダメだよっていうところを伝えていきたいですね。
田代: そうですね。
田代: 本当にあくまで手段で。SNSやれば売上上がりますは絶対嘘で。SNSやる前にまず売れるべくして売れる状態作ろうよ、は絶対先行すべきというか。
池田: そうですね。
田代: これだからなかなか、SNSマーケティングで応募していただける方々も多いんですけど、本当に「SNSの力、神様」みたいな感覚でマーケティングやっちゃうと絶対失敗するというか。動画とかでYouTubeで成功している風に見せているのあれ結構小売りが多いっていう実際。
池田: うーん、そうですね。
田代: もうホテルでYouTubeで成功しているって一過性のものでしか本当なくて。さっき言ってた「なぜかバズる」という現象が起きているものか、すでに売れるべくして売れるしかないっていう、この本当にこれしかないよっていうのを頭に入れるべきですよね。
池田: まさにそうですね。バズるは再現性も持続性もないよと。事業を行う上ではこっちにはなかなか偏れないから。
チャッピー?
田代: 他に何か補足あります? すごく僕はしっくり来ているというか。
池田: 補足でいくと、結構SNSの中でもInstagramを扱う機会多いんですけど、Instagram自体のアルゴリズムも逆に言うと今そっち側を優遇するような仕組みになってきていて。一時のバズりよりも長期的にじわじわじわじわ伸びているアカウントのほうが、マネタイズ的にはいいよねっていうのも言われたりするので。SNSのみならず世間の風潮が、まあ本当にしっかりとファンを獲得していきましょうみたいなところ。一過性のものよりも本質的な価値を届ける人のほうが優遇されやすくなってきている時代になってきているので、まあそこはちゃんと頭使ってというSNS運用も大事、アルゴリズム理解して運用するのも大事だけど、前提のところは僕らすごく刺さってますね、その前提のホテルとしての。
田代: SNSのご相談で入ってきた施設の形でも、そこから入れるじゃないですか、僕ら。「あなたたちこのままだと、ただバズりの機会を狙うだけの運用になっちゃうから、じゃなくて、もっとこのハード面変えられるでしょ」とか、「この接客面もうちょっとお客さんのニーズに応えられるんじゃない?」っていうところから、SNSコンサルなのに入っているみたいな。ちょっと不思議な、世の中でいう不思議ですけど、そこから入れるからなんか僕はいいなと思います。
池田: そうですね。それはなんか他のSNSマーケティングやってる会社とはちょっと違う。やっぱSNSマーケティングやってる会社ってあくまでSNSの中でしか戦えないと思うので。じゃなくて僕らやっぱホテルのコンサルとして、SNSはやるんだけど、その前の大前提っていうところも入れたりするので、まさにおっしゃっていただいたところかなり面白い仕事なのかなっていうのは。
田代: そこが「ホテルのSNSマーケティング」ってことですね。そこが特化した強みにはなるのかなっていう。カフェ行ってカフェの写真撮ってリール撮って投稿する、みたいな運用ではなくてっていう。
池田: そうですね。商品単価とニーズ、必要性みたいなところが旅行業界は特殊だからこそ、そこをなんか他のマーケティングノウハウと一緒になっちゃうと良くないなっていうのは。
田代: ああ、良くないですね。感じました。ちょっとだいぶ真面目な話になりましたけど。
池田: そうですね。
どんな会社?
田代: これからちょっと入りたいなと思ってる人にむけて、どんな会社かっていうのを。
池田: どんな会社か。まあやっぱその、若手が、若手っていうとまあちょっといくつからなんだっていうところも若干ありつつ、僕らももう30近づいてきたので若手なのかと言われればちょっと疑問ではあるんですけど、まあやっぱフレッシュな感じはずっとあるかなっていう風に思ってて。まあ人数が今かなりありがたいことに増えてきている中でも、そこのところは忘れずにやられているのかなっていうふうに思うので。
田代: これ怖いですよ、30になった途端僕らがそのオジカしちゃう可能性があるんで、そこだけ気をつけたいですよね。
池田: そうですね。だからもう本当に、後輩、まあ後輩っていうとあれですけど、あの今僕より年下の子たちに学ぶことってかなりあるし。本当トレンドに敏感だなっていう。僕らが若い頃、本当それこそ20代前半の時に「この人おじさんだな」「何も知らないな」みたいなところ思ってたのと同じで、思われてる可能性は全然あり得ますからね。ちょっと話の中とかで「あれ、こんなのがトレンドなの?」みたいなのはあったりするので、やっぱそこを拾えるような、まず大人になりたいなっていうところでもありますし。
田代: いやだからNetflixで見てる作品のギャップがなくなるようにした方がいいよ。その、僕らめっちゃなんか古い奴見てて、もう最新の奴を追っかけてる子たちがいてみたいな。だからできる限りランキングトップのものは押さえていくみたいな。
池田: そうですね。それと僕ちょっと衝撃だったのが、衝撃でもないんですけど、知らなくて。つい3ヶ月前ですかね、あの友人とちょっと若い子とご飯行って、「池田さんチャッピー使ってます?」って言われて。ChatGPTを「チャッピー」って呼んでる。これかなり衝撃的だったなっていう。
田代: いや衝撃的ですよ。やっぱそれ、あの僕の、僕は父から聞きました。父が「チャッピーがこう言ってる」って言ってて、新しいペットでも飼ったのかなと最初思って。「いや、チャッピーはないだろ」って言って。
池田: 多分僕らの方がChatGPTを使い始めたのは早いと思うんですけど、「チャッピー」と呼んでいるとはっていうところ。
田代: だし呼びたくないし。
池田: そうですね。だからここの頑固さというか、もう年取ってくるというChatGPTでしょみたいな、良くないですね。
田代: ジェミニはじゃあ何て呼んでんすかねっていう。
池田: ああ、何て呼ばれるようになるんですかね。それを予測して僕らが発信してくぐらいじゃないとダメなのかもしんない。チャッピーじゃチャットGPTだと思ってましたし。
田代: チャットGPTだし。
池田: チャットGPTもチャットGPTだと思ってましたし自分でもね。
田代: まあでも時代はどんどん流れていくんで、置いてかれないように。まあでも僕らも平均年齢がどんどんもう変わらず多分元々多分24歳とか23歳ぐらいだったのが、今6年7年経っても26歳ぐらいなんで今平均年齢も。
池田: そうですね。
田代: いや若い世代に支えられてるし、僕らもまあ若くいたいなと。仲良くしていきたいですね、これからもね、その若い世代とね。
池田: いやそうですね。偉そうにせず。
田代: まあフランクにこんな感じでいつも話してますんで、興味ある方はぜひ応募していただければと思います。
池田: そうですね、ぜひ一度応募、応募ですか?
田代: 応募ですね、ホームページからエントリーしていただければ。
池田: エントリーしていただければ、うちの水上が出てきますので。
田代: 同い年なんですけど、一番その古いからね、そのバージョンは。
池田: そうですね、かなりアップデートされてないiPhoneみたいな形ではあるんですけど。
田代: まあでもね、理解はしてますから。理解はしてるんですけど、その古風だから。
池田: そうですね、まあいいとこですからね、それは。
田代: 温故知新だから。
池田: 古き良き時代の人なんで。
田代: まあ僕らはフレッシュにやってますけど、まあでもね、昔ながら大事にしなきゃいけないところはありますから、その辺りは先輩としてね、ちゃんと教えてあげられつつ、若い方からのエッセンスも取り入れつつやれたらなと思います。はい、じゃあすいません今日はありがとうございました。
池田: ありがとうございました。